症状から対策と治療方法を見つける

年々増えてきているうつ病の症状をきちんと理解しよう

うつ病とは何か

悩む人

うつ病は甘えではなく病気なんです

近年患者数が増えてきているといわれるうつ病ですが、うつ病とは心を健やかにしてくれるエネルギーが不足する病気のことを言います。人間誰しも落ち込んでしまうことはありますが、すぐに立ち直ることもできます。しかし、うつ病になってしまうと、落ち込みから立ち直ることができなくなってしまいます。ただの気分の問題ではなく、エネルギー不足により脳の働きが正常に行われていないことが原因です。そして、落ち込んだ状態が続いていくと、身体にも調子の悪さが影響してしまいます。夜全く眠れなくなったり、食欲がなくなったりという症状が現れ、さらに不眠や食欲不振の症状が原因で頭痛や吐き気が起こったりと、身体の不調がどんどん重なってしまうのです。「甘え」といわれてしまうことが多いうつ病ですが、車にガソリンが残っていなくて走れなくなってしまうのと同じで、うつ病患者は、脳にエネルギーが残っていなくて元気に動けない状態だということを理解する必要があります。うつ病は、突然悲しくなったり意気消沈することがある、食欲不振または過食である、死にたくなったり自殺を試みてしまう等といった9つ程の質問にどう答えるかによって病状の重さを判断します。質問内容の半分以上の項目に対して2週間以上継続している場合に、うつ病と診断されます。
現在も、うつ病の原因ははっきり解明されていません。脳の働きが悪くなり、エネルギー源であるセロトニンやアドレナリンといった神経伝達物質が分泌されなくなるといった説、多く分泌すると身体の不調を招いてしまうコルチゾールという物質が過剰に分泌されている、という説があります。しかし、どちらの説についても、何故そうなってしまうのか、ということは解明されていません。しかし一般的には、うつ病は環境の変化や病気のストレス、仕事のストレスなど、様々な原因が重なって発症するとされています。何故うつ病を発症してしまったのか、発症までに何に対してストレスを感じていたのか、できるだけ原因と思われるものを見つけ出し、原因を患者から遠ざけてこれ以上ストレスを与えないということが大切です。そしてうつ病は、心の風邪と言われているように、他の病気と同じく休養と薬の服用をしながら治していきます。病状の経過を知るために、カウンセリングも行います。休養は他の病気と一緒で、動けるようになるまでゆっくりと身体を横にしたり、十分に睡眠を取ったりします。気が向いてお散歩にでかけることも、すごく良いことです。とにかく、無理しないことが重要です。そして、脳にエネルギーを蓄えて身体の不調を治すために、薬を服用することも大事です。「うつ病の薬」に対して抵抗がある方もいますが、薬の力を頼らないでいると、症状が悪化してしまうケースのほうが多いのです。うつ病に対する誤解と偏見の目が、うつ病患者をさらに追い込んでしまいます。それと同時に、自分がうつ病になってしまったことを認めようとしない人もいます。うつ病は、どんなに明るくて毎日元気な人でも突然発症する病気です。他人事とは思わず、今までの「うつ病」に対するイメージを一度取っ払い、うつ病について正しく理解してみましょう。

Copyright © 2017 年々増えてきているうつ病の症状をきちんと理解しよう All Rights Reserved.